スーパービジョンとは、経験豊富なキャリアコンサルタントやカウンセラーから自分のクライエントへの対応について指導や助言を受け、キャリアコンサルタントの資質向上を図る事です。第三者からの指摘により自らの偏った面接パターンに気づき、クライエントへのよりよい対応を発見し、改善することができます。
指導・助言する者を「スーパーバイザー」と呼び、指導を受ける者を「スーパーバイジー」と呼びます。
「スーパーバイザー」は、キャリアコンサルタントにとって良き相談相手の役割を担い、「スーパーバイジ―」の良い点を伸ばし、好ましくない点を改善していくだけでなく、過去のキャリアコンサルティングを追体験することでクライエントの気持ちを改めて理解し、キャリアコンサルタントとしての共感性を高めていきます。
したがって、キャリアコンサルタントがスーパービジョンを受け資質を向上させていくことは、クライエントにより良い支援を提供することにつながります。
「スーパーバイザー」は、1人ひとりの「スーパーバイジー」の個性や発達レベルを見極めてスーパービジョンを進めていきます。個々の「スーパーバイジー」にとって適切な学習の機会となるよう他の学習方法では得がたい本質的な学びが期待できます。
キャリアコンサルタント初心者の方だけでなく、ある程度経験を積まれているキャリアコンサルタントの方も、自らの気付きと、キャリアコンサルティング能力向上のためにスーパービジョンを受講されることをお勧めいたします。
※当面はオンライン(Zoom)での対応となります。
あしあとみらい研究所の「スーパービション」をご紹介いたします。
「1級キャリアコンサルティング技能士によるスーパービジョン」
所要時間:1時間
料金:15,000円(税別)
事前に逐語録を作成いただき、実施1週間前までに提出をお願いいたします。
※逐語録の代替としてケース記録(事例報告書)でも対応可能です。
【スーパービジョンで話し合いたいこと】
相談者の本質的な成長課題について考え、そのためにケースをもとにスーパーバイジーの方と対等な立場で話し合います。キャリアコンサルティングの専門性を高め、一方で自分自身の内的枠組みに気づき、次回以降のキャリアコンサルティングの進め方についてのヒントを得ていただくことを目指します。このことは当然ながら相談者の福祉の向上に寄与することになります。
逐語録
「逐語録」とは、キャリアコンサルティング時のクライエントとのやり取りを録音し、終了後にその録音を聞き返して、重要と思われるやり取りを一言一句漏らさないように文字におこすことです。言葉以外の非言語的表現も記述します。
録音につきましては、クライエントへ使用目的を説明しクライエントの許可を得ることが前提となりますので、ご注意ください。
「逐語録」作成上の注意点
①逐語録には面接で行われたやり取りを沈黙も含めて全部載せる
②細かいあいづち、ため息などは(ハア)のように( )にいれてもよい
③CCとCLのセリフはそれぞれ順番に番号をふる
④逐語録の冒頭には面接記録の概要(クライエントの状況)を載せる
⑤ポイントとなったセリフもしくは全体の考察を入れてもよい
スーパービジョンのお申込みは以下のフォームよりお願いいたします。
以下のフォームに必要事項をご記入の上、「送信内容を確認する」ボタンをクリックしてください。